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感想

【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.369◆限界」

ハンターハンターが読める月曜が来るのが凄い楽しみだけど、その分また休載する日が近づいているのかな?と思うと複雑です。。

 

前回の感想はこちら>>>【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.368◆凶行」

 

※以下はネタバレが含まれています。

 

クラピカ目を覚ます

ホエール号の描写があって、前回クラピカが倒れてから9時間後、クラピカが目を覚ましたところからスタート。このまま暫くクラピカは離脱し、翌日の念講習会は中止かビルが引き継ぐものかと思っていましたが、もうクラピカが復活しました(疲労は相当だと思うけど)。いきなり9時間が経過したところから始まるって、本当にこの漫画は無駄が無いです。

で、クラピカが倒れている間、オイトに移った能力は停止するのかな?くらいに思っていたけど、オイトも一緒に気を失っていました。そして12時間発動しっぱなしのエンペラータイム。1時間で150日寿命が縮むので、12時間で1800日。もう5年近くも寿命が縮んでしまっています…。

“人差し指の絶対時間(ステレスドルフィン)”の限界もリスク(失神する時間)もクラピカにはまだ分かってないようですね。分かったのは爆音の様な脈動が限界の前兆だと言うことのみ。

起き上がって髪が乱れてやつれたオイト王妃も可愛いですね。

ワブル王子の反応

またいつ気を失うかわからないし命が削られる一方なので、一番知りたいツェリードニヒの王室を調べてくれとオイトに打診。が、前回モモゼの命より駆け引きを優先したクラピカに対して不信感を持ったオイトの「それは貴方の都合って事?」に対しても論理的に返答してしまうクラピカが凄いですね。

もちろんオイトとワブル王子を守りたいって気持ちは強いと思いますが、ツェリードニヒに関する情報は少しでも多く欲しいところ。

このあと「王子と王妃を守る為にここにいる」っていうのは本心だと思いますが、それに対するワブル王子のこの反応…。前も「信じていただけますか?」と言ってワブルを見るとピタッと泣き止んだし、この反応はいちいち何なんやろ?

念での操作…までとは言わないけど、嘘偽りのない本心を話し、「信じて下さい」と緋の目で見つめると、無垢な赤ん坊は素直な反応をするってくらいの事だと思うんですが、オイトの信頼も得る事が出来るのでなかなか使えますね!

でも今後、オイト王妃とワブル王子の命と、ツェリードニヒに関する重要な何かのうちどっちを優先するか?っていう選択を迫られる場面があった場合、クラピカはオイトとワブルの王子を優先するだろうからそれによってクラピカが命の危機にさらされるんじゃないかと心配してしまいますね…。

“裏窓”強制解除

オイトの信頼も取り戻し、ツェリードニヒの王室の偵察を開始ってところでツェリードニヒの気持ち悪い念獣にゴキブリが食べられてしまいました!

叫んだ王妃の元へバビマイナが駆けつけますが、いちいちハラハラしますね。まあ、もう叫んだのはゴキブリに関することってのはバレていると思いますが。

そして”裏窓”強制解除でやっとエンペラータイムも終わり、緋の目も解けたと思うんですが、肉体の疲労がグンッと押し寄せました。

「制約を設けても」ってありますが、エンペラータイムで寿命が縮むという制約はヨークシン編後に追加したってことでいいのかな?まあその時は人差し指の能力が無かったですしね。で、厳しい制約を設けても緋の目による肉体に対する本来の負担は無くならなかったと…。仲間の復習と目の奪還が目的だとしてもクラピカはめちゃくちゃなリスク負い過ぎですね。

ステレスドルフィンの効果

「No.367◆同期」の感想で、「オイト王妃が念能力に目覚めることはないかな?」と書きましたが、クラピカの“人差し指の絶対時間(ステレスドルフィン)”の副作用で王妃は念を使える準備が出来ていることがわかりました。

 

 

動揺してキツく当たったり、素直に謝ったり…かしこばかり登場する暗黒大陸編においてオイト王妃は人間らしくていいですね!(それでも要所で肝が座っていますが)

クラピカとはなかなかお似合いのカップルです。

そしてこのステルスドルフィンの効果で、二週間のド短期念講習会を行うつもりだったんですね。通常、無理やり起こす(精孔をこじあける)と危険だけど、この副作用によってリスク無しで起こすことが出来るってことですね。

でもその後の念の基礎修行はよっぽどの才能が無いと難しいと思うけど、二週間でどこまで習得させるつもりなんだろう?

ヒュリコフ

2日目の朝9時、念講習会の受講者が出揃います。

それぞれの名前とかもう覚えられないし、一つ一つ見ていったら時間がかかるから、先ずは一番気になる第一王子ベンジャミン側から送り込まれたヒュリコフ!

以前、「No.366◆其々」にて、「相手の能力を探り出すことが出来たならば…」「自分の出番ですね(ドヤッ」と登場したヒュリコフ。っていうことは、もう既にバビマイナがクラピカの能力を探り出したってこと?いやいやまさか、バビマイナは”円”を解いたけど、さすがにそれはまだだと思います。

で、これまで個人的に念能力者は念能力者とそうでない者の見分けがつくと思っていたけどどうやらそうではないらしい。

こいつ曰くその見分け方は経験による自分の奥義で誰にも明かさないって、いやいや何故それをベンジャミン側のみんなで共有しない?っていうかいちいち言わないだけでそんなもん念能力者なら誰でも気づいてると思うが?

じゃあ本当に念能力者であることを隠すことが出来るとして、受講者の中で協会側の人間以外で使えないフリをしている奴が4人…この4人は誰なのか?次で少し考えたいと思います。

念能力者の4人は誰か?

念を使えないフリをしている奴は誰か?

深く考えてもどうせわからないので(外れたら恥ずかしいし)サラッといきます。

先ず怪しいと思うのが第五王子ツベッパ側の警護人マオールとロンギ。

読み返すと、ツベッパ王子は「ネンジュウ」について気になっているような描写はなく、緊急アナウンスから「ネンジュウ」に注目せずにクラピカが「場の停滞を狙ってる」という念が使えるベンジャミン側と同じ見解を示しています。そしてずっとクラピカの情報を知りたがっているんですね。

なので「ネンジュウ」をダシにしてクラピカに近づいて来たんかなー?と。

「折衝するなら手紙」っていう原始的な考えが気になりますが、ここで念を使うわけにはいかないんであえて原始的なやり方が最適だと判断したとか?

第三王子チョウライの警護人テンフトリ。こいつはチョウライ自身が念獣が分からず念について知りだがってるし、(たぶん)従順な私設兵が念能力者なら念について王に教えないわけにはいかないので念能力者ではないはず。

「クラピカに接触する人物はチェックしろ」って、もしかしてそいつが念能力者である可能性を考えての指示なのかも?

第四王子ツェリードニヒの私設兵の中ではテータとサルコフのみが念能力者とされているし、この二人に今まで念能力を隠していたのも考えられないから、受講者のダンジンとミュハンも違うと思う。って、ちゃんとした理由になってないな…。ミュハンとか怪しいけど、隠し事してたら後でしっぺ返しが怖いから本当に使えないと思う。

他は考えてもやっぱりわかりませんでした(笑)

ツベッパの私設兵より最初に怪しいと思ったのはハルケンブルグの私設兵達。ハルケンブルグ王子が「ネンジュウ」って言ってるのに対して「念獣」って言ってるしその存在が分かってるのかな?って思いました。ただ、分かってるなら王子に教えないかな?あ、ハルケンブルグ王子って敵も多いんだっけ?ん〜じゃあ「念獣」って言ったシェシュールが怪しい!笑

あとはむりやり、直感で!

カチョウフウゲツ従事者たちで誰かが念を使えたら面白いけど、一応非戦闘員だし何となく違うと思う。てか、他に怪しいのは第七王子警護のサトビと第八王子警護のムシャホ。ムシャホの言う最重要任務が気になるし、個人的にサレサレの自信は何か隠し球を持ってそうだから、サトビよりムシャホが怪しいなー

なので念使いの4人は

第五王子警護マオールとロンギ、第八王子警護ムシャホ、第九王子警護シェジュールの4人!

サイレントマジョリティーの使い手

自信満々のヒュリコフの影で能力を発動している奴がいます。

ヒュリコフの背後には誰もいないようですが…これは具現化系能力者が”隠”を使って発動しようとしているのでしょうか?

じゃあこの使い手は誰よ!って話しですが、先ほどの予想した念使いの4人のうち、直感でそれっぽいな〜って感じるのは第九王子警護のシェジュール。「発動してやるぜ!」って言いそうだし。

でも最後のページ、ヒュリコフが「いつでもいいぜ」って言ってるコマでは隣にいるユヒライと喋ってるんだよな。カモフラージュかもしれないけど、話しながら能力発動出来るのかな?

それにしてもサイレントマジョリティーの和名が“11人いる!”って面白いですね。旅団に殺されたノストラードファミリーのシャッチモーノ・トチーノの技“縁の下の11人(イレブンブラックチルドレン)”を思い出しました。

追記

いろんな人の感想を見て、これ、念を隠してる可能性がある人は受講者だけじゃなく既に王室にいた警護兵も含まれるんやね。ちゃんと見てたつもりでも何で気づかなかったんだろう…。

そしてサイレントマジョリティー使用者はスラッカ説が濃厚っぽい…?

誰だよシェジュールって言った奴!恥ずかしい奴だな〜

しかしバビマイナもいる目の前で、本当に発動しちゃうんですね…

HUNTER×HUNTER 34 (ジャンプコミックス)

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次回の感想はこちら>>>【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.370◆観察」