UA-69210712-3
感想

【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.370◆観察」

そろそろかな?と思ってたらもう10週目だったんですね。

というわけで冨樫先生の“休載”が発動してしまいました。あと、先週出てきた念能力名の元ネタは欅坂46だったんですね。全くの無知でした…

 

前回の感想はこちら>>>【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.369◆限界」

 

※以下はネタバレが含まれています。

 

念講習会開始!

クラピカによる念講習会が始まりました!

床に貼られた白線のテープが結構雑ですね。まあ丁寧に張る必要はないですが。これはクラピカが貼ったのかな?

その後のクラピカと第4王子私設兵のミュハンとのやり取り。まるで小学生の喧嘩やん!しかしそれを面白いと思ってしまうあたり、喧嘩をする度胸もないくせに目の前で喧嘩が始まると妙に興奮してしまうあのしょーもない感情を思い出しました…。

「束ねる王子の程度も知れるな。」←っていう誤解招くよ?って言いつつ本心やろな。仲間の緋の目を集める変態野郎なんてクラピカからしたら血反吐が出るやろね。

あと1ページ目ではクラピカの後ろの主寝室の扉は閉まってて、それ以降は開いてるんだけどこれ意味あんのかな?

ヒュリコフの観察能力

自称、念能力の有無が分かるほどの観察力に優れてるヒュリコフ。ただの自信満々な単細胞かと思いきや、クラピカのわずかな所作から利き腕を推測し、そこから念のタイプまで絞り込んでいます。おそろしくなだらかなオーラの流れ、さすがヒュリコフ、君じゃなきゃ見逃しちゃうね。

そしてその裏、クラピカの後ろでオイト王妃の念修行。

扉開いてるけどここでするんや?敵は白線より向こうにいるから死角になってるのかな?

がっちり時間がかかるタイプ…まあ普通の人間ってことですね。

人気もの?のバビマイナ

自己紹介に紛れて第1王子私設兵のバビマイナとヒュリコフのやり取り。

バビマイナのクラピカに対する見立てもヒュリコフとほぼ一緒。第1王子側の何らかの計画までにはまだまだ時間がかかりそうです。

そしてヒュリコフに肩をポンッと叩かれるバビマイナ。以前も警護兵スラッカ(第2王妃所属)に肩を叩かれ、同じように煙たい顔をして肩を払っておりましたがいいですね、このシーン。

バビマイナには何か、性格とか関係なく本人の意志に反して肩を軽く叩いてしまうような親しみやすい雰囲気があるのかも知れません。いいハンターってのは人間(動物)に好かれちまうからなー。(バビマイナはハンターちゃうけど)

“円”を解いたのは戦略ではなくバビマイナの優しさだったと思いたくなってきました。

そんな個人的な感想は置いておいて、ヒュリコフが肩を叩いたのはバビマイナを(同じ私設兵仲間だとしても)観察する、または何かしらの情報を共有する能力の発動条件なのかも知れません。

のちほど触れますが、“サイレントマジョリティー”を発動した犯人がスラッカだった場合、以前肩を叩いたのもそれの発動条件だったという説があります。

念能力を隠した4人は誰か?

クラピカが今回の受講者16人に対して「念を使える者はいるか?」という問いに対して、挙手したのはヒュリコフと第13王子警護人でハンター協会員でもあるベレレインテの二人のみ。この二人はもう立場的に隠しようがないから余裕で手を挙げたけど、他の者は嘘を貫き通すつもりみたいですね。(ベレレンテが左手をクイっと動かしたところがいちいち気になる…)

じゃあ他は誰なんだ?って話しなんですが…

前回の感想にて、念能力を隠している4人は第5王子警護マオールとロンギ、第8王子警護ムシャホ、第9王子警護シェジュールの4人で“サイレントマジョリティー”の使用者はシェジェールであるとちんぷんかんぷんな予想をしました。

 

 

その後、念能力を隠している4人は受講者の中だけとは限らず既にいた警護人も含まれるという考えからスラッカが怪しくて“サイレントマジョリティー”の使用者はスラッカというネットの考察を見て、もう犯人はスラッカだと思い込んでいるのですが…

今回ヒュリコフは「残りの4人はしらばっくれる気か」と言っています。

あれ?やっぱり念を隠しているのはこの講座受講者の中にいるのか。じゃあスラッカは念が使えずに犯人じゃないの?じゃあ残り4人は誰なんよ!って話しです。

僕が怪しいと思っていたシェジェールと、同じ第9王子警護人のユヒライはこの後の事件が「念獣」の仕業だと勘違いして慌てているし、バリゲンは殺されたし、もう有力な4人はマオールとロンギ、ムシャホ、そして第7王子警護人のサトビになると思うんですが、じゃあ“サイレントマジョリティー”の犯人はこの中にいるのか?それともやっぱりスラッカか…う〜ん、さすが冨樫先生、斜め上に行くからわかりません。

サイレントマジョリティー

“サイレントマジョリティー”の犯人はわからないけど、能力についてわかった事は以下です。

・座敷人形を視る事が出来るのは能力者本人と憑かれた者

・座敷人形が一人も殺さず強制解除されると呪いが術者に返ってくる

・ターゲットをツチボッコで攻撃する

・ツチボッコは全部で4匹。1匹ならば44秒、4匹同時に一人を襲えば11秒で全身の血を吸い尽くす

おそらく座敷人形に憑かれた者にツチボッコで攻撃出来るものだと思うけど、わからないのは「残念ながらアイツはターゲットの10人には入っていない」っていう台詞。あれ?ターゲットは11人じゃないの?あ!術者含めての11人か…

で、ターゲットのロベリーに座敷人形が視える状態にし、気づいたロベリーが騒いだところを攻撃!狙ったのはロベリーだと思いきや、バリゲンでした。

これはロベリーとバリゲンには既に座敷人形が憑いていて、座敷人形は可視不可視の切り替えはいつでも可能。ツチボッコの発動時のみ可視状態になるって解釈でいいのかな?

だから「誰かが全員の注意を引く」という状況に拘って、それを作り出す為にロベリーに座敷人形を視せた…いや、「誰かが全員の注意を引いたら」って言ってるので、ロベリーに拘らず最初は取り憑かれているものならあの座敷人形が視える状態だったのかな〜?考えれば考えるほどわからん。うまく説明できないし自分の解釈だと制約も弱い気がする…

そして「ターゲットの10人には入っていない」という台詞から、すでにロベリーとバリゲン以外にも8人に座敷人形が取り憑いていると読み取りましたが、誰なんでしょう?座敷人形は10体じゃなく1体で、10人に取り憑くことが出来るのでしょうか??また謎が増えました…

(追記:能力名に引っ張られて、座敷人形が計11体いるのかと思ってたら、そういうわけでは無さそうですね…またちんぷんかんぷんな考察をしてました。恥ずかしい!)

さらに今回で、ワブル王子の周りで起きた警護人殺害事件は念獣ではなく、このサイレントマジョリティーを使った殺害であることがわかりました。

分身のような能力からモモゼ王子を殺害したのもこの能力かと思いましたが、どうやら違うようですね。

サカタ

急にバリゲンが得体の知れない念能力にやられたこの状況で、ツチノコをバリゲンごと躊躇なく発泡するサカタ。

サカタは念能力者じゃないはずなのに、肝が座っていますね。クラピカに念獣について質問したり、見かけによらず鋭いキャラです。さすが、チョウライ王子が優秀と判断した私設兵です。

暗殺者を探せ!

急に念能力による殺害が目の前で起きたのにも拘らず、クラピカは冷静にサカタの行動から拳銃による攻撃力を分析。

9mmパラとか45口径とか、素人にはよーわからん。ルパン三世か!

しかしこの辺りマフィアのボスって感じですね。

そんな肝っ玉が座ったクラピカをバビマイナは高く評価しているっぽい。敵ではあるけど、この暗殺者を探す場面では協力して欲しいと思います。

おまけ

楽しみにしているハンターハンターがまた休載することになりました。

しかし冨樫先生曰く年内に戻ってくるということなので、その言葉を信じ待ちたいと思います。

HUNTER×HUNTER 34 (ジャンプコミックス)

HUNTER×HUNTER 34 (ジャンプコミックス)

 

 

次回の感想はこちら>>>【ネタバレ感想】ハンターハンター「No.371◆任務」